GMOの株主優待でほぼ無料になるOfficeこと、お名前.comレンタルサーバーのOffice365を契約しました。
WindowsノートはOfficeバンドルのSurface全盛という風潮もありますが、Office別売りで良いならASUSのZenbookなど安いのに同等以上の性能のPCが候補に上がります。株主優待とWebサービスと通販をフル活用して、最高の作業環境を半額以下で手に入れましょう。
GMOの株主優待が適用可能
お名前.comのOffice365は、GMOの株主優待を使うことでほぼ無料で契約できます。このことは以前記事にしましたが、管理人は既にお名前.comでWordpress用のレンタルサーバーを契約して株主優待を使ってしまっていたので、自分で試すことができていませんでした。
そこで、レンタルサーバーを割安なZ.comに引越ししてしまい、浮いた株主優待をお名前.comのOffice365に使うことにしました。多少手間はかかりましたが、レンタルサーバーの維持費が半額になり性能も上がったので、とても満足です。
お名前.comは月額単位での課金ができる
お名前.comのOffice365のメリットの一つに、月額課金でも年間契約と変わらず月額900円で契約できることがあります。もし不要になっても最低利用期間の3か月使っていれば解約できるので、無駄がないですね。また、半年単位で5000円のデポジットが付くGMOの株主優待とも相性が良いです。レンタルサーバーのように年間契約が必要だと支払い周期が合わないので、ちょっと使いにくかったんですよね。
株主優待は2回目以降の支払いに充当可能で、請求時に株主優待からのデポジットがあれば割り引かれます。12月の優待は4月1日から登録可能になるので、少しラグがあることを考えると、管理人は6月1日以降の利用料から少なくとも5か月間は無料になるはずです。また10月になったら6月の優待が登録できますので、この繰り返しでほぼ無料で維持できます。
なお、申請サービスは「お名前.comレンタルサーバー」です。よく似た名前の「お名前.com」はドメイン取得・管理の別サービスなので、間違えないようにしましょう。
Office365に申込んで初めて分かったことは、初回支払い分は翌月1日からの1か月分に充てられるということです。つまり、申込んで設定完了した月の料金は無料ということですね。なるべく月初に申込むと無料期間が長く楽しることになりますが、管理人は月末近くに申込んでしまいました。少し悔しいです。
セットアップは意外にかんたんだった
土曜の夜にサービスを申込んだところ、1時間半でサービス設定完了のメールが届きました。土日に申込んだら週明けの対応になることもあるとのことだったので、このスピード感は助かりました。
お名前.comレンタルサーバーの契約画面からライセンスが付与された専用のマイクロソフトアカウントのIDとパスワードが発行されるので、後は手順に従ってアカウントの設定とインストールを進めていくだけです。
このマイクロソフトアカウントは基本的にはインストールに使うだけなので、普段はいつも通り既存の個人アカウントで作業ができます。ただし後述しますが、OneDrive for Businessを使う場合は、このアカウントを使う場面が出てきます。もっとも、OneDrive for Businessのログインに使用するだけで、パソコンのサインイン自体は既存の個人アカウントでOKなので、使い心地は特に変わりません。
管理人はそのあたりの考え方がよく分かっておらず、Office365を実際に契約して初めてなんとなく理解できました。ライセンス自体は新しく発行されたMicrosoftアカウントに紐付いていますが、使用許諾されているのは個人単位なので、インストールさえ済んでしまえばライセンスが直接紐付いているわけではない既存の個人アカウントでも使用できるということなんでしょうね。
なお、Officeは一括でインストールできますが、OneNoteは別にインストールする必要があります。というのも、Windows10には無料版のOneNoteが既にインストールされているので、Office版のOneNoteは一括ではインストールされないんですね。なぜか管理画面からは見つからないので、ここの左下の「その他のダウンロードオプション」からダウンロードしましょう。これ以降の設定は普通のOfficeと特に変わったところはないと思います。
Business版ならではのクセも
お名前.comレンタルサーバーで契約できるOfficeは、Office365 Businessという企業用のバージョンです。個人用のOffice365 Soloと違う部分もあるので、少しクセがあるかもしれません。
大きい変化は、OneDriveがOneDrive for Businessという企業用のものになっている点です。既存の個人アカウントのOneDriveの容量が1TBに拡張されるのではなくて、先程のライセンス用のアカウントでOneDrive for Businessの容量を1TB使えるようになるという違いです。
そのため、これからは今回の契約で手に入れたOneDrive for Businessをメインで使っていくことになります。OneDriveとOneDrive for Businessは同時起動できますが、同じフォルダを割り当てることはできません。
そのまま別フォルダで使っても悪くはないのですが、デスクトップの同期など使いたい時は同期するフォルダをOneDriveからOneDrive for Businessに移す必要があります。いったんOneDrive側の設定で自動保存>フォルダーの更新から各フォルダの保護を解除すると、OneDrive for Businessで同様に保護を始められるようになります。デスクトップ・ドキュメント・ピクチャはこれでOKですが、OneNoteは難しいようです。OneNoteだけなら個人用OneDriveの5GBでも十分なものの、このあたりをうまいこと管理できる方法があると良いですね。
管理人の使い方は…
正直なところ、私用でWordやPowerpointを使うことはあんまりないです。Excelは少しは使いますが、Googleスプレッドシートで代用できる程度の使い方しかしていません。
それでは何のために契約したのかというと、OfficeのOneNoteを使いたいというのがあります。Windows10標準搭載のOneNoteは無料ですが、やっぱり機能が制限されているのでOffice版が欲しいというタイミングが出てきます。
もう一つは、OneDriveの容量1TBが欲しいからです。どのクラウドサービスも無料容量以上の拡張にはそれなりの料金がかかりますが、Office365にそれが含まれているというのは大きいです。Googleドライブもいっぱい気味だし、iCloudは写真がいっぱいでちょいちょい怒られるので、何かしらは契約しようと思っていたところでした。中でもOneDriveなら非常に使い勝手が良いし、1TBも使えるならコスパ面でも圧勝といったところです。良い買い物をしたと思います。
ややこしいライセンス問題
Officeのライセンスはかなりややこしいのですが、Office365 Businessは1人のユーザーがパソコンには5台までインストールできるというものです。そんなにいらないと思いますが、スマホやタブレットにもそれぞれ5台まで別にインストールが可能です。
ライセンスはMicrosoftアカウントに紐付けられるので、複数人で使いたければ人数分のライセンスが必要です。(もっとも、家族で共有されているパソコンなど、本人のアカウントでインストールが済んでいれば、別人のアカウントでもOfficeが使えてしまうという話もありますが…。)
複数人で使えるOffice365 Homeというものも海外では販売されているようですが、日本で使うには少し敷居が高そうです。どうしても複数人で使う必要があるなら、みんなで100株ずつGMO株を買うというのも手です。それが難しいようなら、アカウントではなくてパソコン本体にライセンスが紐付くバンドル版を買うというのも、やっぱり選択肢に入るかもしれませんね。というか、それでSurfaceを買ってもらうのがMicrosoftの狙いなんでしょうね~。